脳神経内科・内科・循環器内科・放射線科

パーキンソン病外来

パーキンソン病の治療について

パーキンソン病は治りますか?

根治療法はまだありませんが、症状を改善できる薬剤が近年多数開発されています。また病気を“治す”ことを目標にした研究が進んでおり、iPS細胞を使用した研究も始まっています。なお、パーキンソン病の方の平均寿命は男女ともに80歳を超えています。90歳過ぎてパーキンソン病になる方もいます。長く付き合う慢性疾患であり、専門医とともに長期的にパーキンソン病に付き合って行くことが重要です。

パーキンソン病の治療は?

年齢・社会生活・症状の程度によって一人一人に合った薬物治療を行います。
多くの薬剤の中から最適な薬剤を選択することにも専門的な知識が必要となります。
基本は薬物治療でドパミン補充療法が中心です。その他にドパミン受容体刺激薬やドパミン分解阻害薬などを合わせていきます。早期から薬物治療をしたほうが良いということが言われています。日常生活や仕事ができるように薬剤量を調整します。
便秘・頻尿・うつ症状・低血圧などは対症療法を行います。
また、運動療法が大切です。パーキンソン病の方は安静を続けていると動きが悪くなります。無理のない範囲で散歩や柔軟体操・ストレッチをします。体力のある方は筋トレすることも良いです。

進行したらどうなるのですか?

病気の初期は薬がよく効くことが多いのですが、数年~10数年すると病期の進行で薬の効果が減弱したり、効果持続時間が短くなり、日内変動が出てきます。足が前に出にくく(すくみ足)、転倒しやすくなります。日常生活動作が不自由になりときに介助が必要になります。
この場合はドパミン補充薬を増やして1日4~8回に分けて服薬し、ドパミン効果時間を伸ばす作用のある薬を追加調整します。また薬物治療で改善が困難な場合は、外科的な治療として脳深部刺激療法(DBS)、あるいはデュオドーパ(LCIG)治療を連携した大学病院で行うことができます。

公的支援を受けられますか?

① 厚生労働省の特定疾患治療研究事業

病気の初期の方は受けられませんが、症状が進行した場合(ヤールの重症度分類でⅢ度以上、かつ生活機能障害度2度以上)、医療費自己負担分の一部が公費で助成されます。

② 介護保険

介護保険は通常、65歳以上の第1号被保険者しかサービスを受けることができません。しかしパーキンソン病では40歳以上65歳未満の第2号被保険者でもサービスを受けることが可能です。通所リハビリや訪問リハビリを利用する方が多いです。

TOPへ戻る